最初に間取りを考えてもらったときは大体残念な間取りでショックをうける!

間取りをつくってもらってみると、ショックを受ける。

ハウスメーカーや工務店などで家を建ててもらうときに一番楽しみなことは間取りです。

建売住宅ではなく、注文住宅であるからには、要望に応えた唯一無二の間取りを期待します。

要望を伝え、間取りを作ってもらうことが楽しみで仕方ありません。

しかし、おそらくほとんどの場合は、最初の間取りを見るとショックを受けると思います。

今回はその理由を考えたうえで、どうすれば理想の間取りに近づくことができるかについて検討します。

間取りにショックを受ける理由

ハウスメーカーで話を進めていくと、

要望を伝える⇒要望をもとに間取りを考えてもらう

ということが何度か繰り返されます。

そのやりとりを経て、良い内容であれば契約の締結を検討することなります。

私は数社を話を進めていたのですが、何人もの営業マンが言いました。

営業マン
営業マン

次までに間取りを考えてくるので楽しみにしてくださいね。

営業マン
営業マン

うちの設計は業界でも実力がありますから楽しみにしてください。

いろんな風にいって期待を持たせてくれましたが、

正直にいって、最初に見たときはショックを受けました。

理由①:手を抜いている(考えていない)

これも実際の話ですが、手を抜いて考えていない場合があります。

この会社のサイト上でマウスで敷地の形を入れれば、一瞬で間取りが出てくるのですが、私の建設予定地の形を入れたところ、提案された間取りをほぼ一緒のものがでてきました。

2週間かけて作ったとかいってた間取りがサイトのものと一緒なんて!

100%まったく一緒ではないのですが、ほぼ一緒でした。

 

この会社は、個別の要望や敷地の条件を踏まえた住宅を建てる気持ちが一切ありませんでした。

外観についても要望を出していましたが、提案されたものはただの箱でした。

この会社については、外観についても、間取りについてもその後要望を何度か出したのですが、

営業マン
営業マン

このままで大丈夫ですよ。

営業マン
営業マン

このままでいきましょう。

などといってほぼ原案から修正することはありませんでした。

びっくりするくらい間取りを考えるのが嫌そうでした。

注文住宅ということで、要望をもとに考えてくれると思っていましたが、こんなにも要望を検討しれくれないハウスメーカーもあるのだと知ってびっくりしました。

このハウスメーカーは自称、業界最大手ということで、実際考え方によっては最大手だと思いますが、これはたまたま担当者のやりかたなのか、会社のやり方なのかは不明です。

このメーカーの場合は、

・ちょっと質のいい建売住宅
・オプションを多数選択できる建売住宅

というように考えるくらいでいいと思います。

逆に、自分で考えるのが苦手でハウスメーカーにお任せしたい人にはいいかもしれません。

このように手を抜いて考えてくれないメーカーの間取りは提案されるとガッカリします。

理由②:設計士ではなく営業マンが間取りを考える

最初は営業マンが間取りを考えてくることが多く、ある程度契約に繋がりそうな雰囲気になってくると設計士による間取りの検討が始まります。

住友林業の場合は、5万円か10万円を払うと設計士による間取り提案が始まります。

ある営業マンは自分で書いた間取りを提案してくるのですが、その間取りはその営業マン自身の家の間取りでもあり、他のお客さんに提案した間取りでもありました。

つまり、その営業マン自身はその間取りが良いと思っているとは思うのですが、個別の要望や敷地の条件をあまり踏まえずに、いけそうな場合にはその間取りを提案しているようでした。

実際に建てた家を見せてもらったところ、ある家ではその間取りにすることに相応の理由があると感じましたが、別の家では、その間取りにはちょっと問題が・・・などと思うこともありました。

別の者では営業マン自身が間取りを考えることを売りにしているようで、

営業マン
営業マン

設計士は建築基準法などは分かっているが、実際の住みやすさなどについては営業マンの方が知っている。だから営業マンが間取りを作った方が良いものでできる。

などを説明を受けました。

しかしその後、そのメーカーでも設計士による間取り提案が始まりましたが、その瞬間から一気に質が上がりました。たまたまかもしれませんが。

このような感じで、営業マンの間取りはガッカリすることがありました。

もちろん、人によっては素晴らしい提案をしてくれる営業マンもいるとは思います。

理由③:モデルハウスは夢の世界

モデルハウスを見ていると夢が広がります。

しかし、現実には土地の大きさや形の問題から制約があります。

そのため、現実に間取りを考えた場合、ありきたりなものになるのは仕方がない面もあります。

もっとも、私自身の経験では、現実の制約の下でも一生懸命要望を伝えたところ、劇的に間取りが良くなっていたこともあります。

そのため、現実を目の当たりにして諦めないことも重要だと思います。

理想の家に近づくように

最初に間取りを提案されてショックを受けても仕方ありません。

しかし、そこで諦める必要もありません。

要望を伝えても何も改善してくれいないメーカーもあります。

しかし、予想以上に間取りを修正してくれるメーカーもありました。

プロの凄さを感じたことも何度もありました。

現実の制約の中でも出来ることはたくさんあります。

ショックを受けることはスタートです。

少しでも理想の家に近づけるように進んでいくことが重要だと思います。

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