営業マンさんが今月中に契約するように言ってくるけど、どうすれば・・・
家の契約をするってことは数千万の買い物をするということなので、慎重に考えた方がいいよ。
ハウスメーカーの営業マンはとにかく契約を迫ってきます。
今回は契約を迫ってくる手法の一つを説明します。
ごり押しで契約を迫るパターン
まず最初は、特に理由がなく勢いでごり押ししてくるパターンです。
私もとくに理由もなく契約を迫られたことがあります。
その営業マンとはお会いするのは2回目でした。その時突然その営業マンは言いました。
今月中に契約するか決めてくださいね。
私は耳を疑いました。
会ったのは2回目でした。
1回目は簡単にモデルハウスを見学させてもらっただけでした。
2回目で簡単な間取りを作ると言われて、見せられたのはその会社のweb上でマウスで敷地の形を入れれば2秒で出てくる間取りとほぼ同じものと見積もりだけでした。
私の希望や要望を何一つ伝える機会もないままに、今月中に契約をするように迫られました。
私は聞き間違いかと思って聞き流して無視するしかありませんでした。
また、別のハウスメーカーの営業マンもこう言ってきたことがありました。
お願いがあります。来月決算月なので来月末までに契約してください。
間取りも全然煮詰まっていない段階でしたのでとても契約できる状況にはありませんでした。
なお、この際は私はこのように回答しました。
決算月ということはそれ相応のご提案(値引き)を頂けることと思いますし、そうなればお互いにwin-winなので、話が進展し機が熟せば喜んで契約させて頂きます。
しかし、特にご提案はありませんでした。
客に何のメリットのない、営業マンの都合にすぎない。
営業マンもノルマなど契約が欲しい事情があることと思います。
しかしそれは営業マンの事情、そのハウスメーカーの事情です。
客にメリットもなく一方的に会社の都合・営業マンの都合だけで契約を迫られても、客である私たちに何のメリットもありません。
逆にいうと、今すぐ契約すれば数千万値引きしてくれるとか、半額にしてくれるといったメリットの提示があれば検討の余地があるかもしれません。
その他のごり押しフレーズ
その他のごり押しフレーズとしては、このようなものもあります。
今日は絶対契約してください。
契約してくれるまで帰りません。
このようなごり押しをすれば一定の割合で契約に応じる客がいるため、このような営業手法が今もとられていることと推測します。
契約するということは、数千万のローンを数十年間返し続けること
営業マンに接しているうちに雑談も弾み、親しくなったため断りにくいと感じることもあるかもしれません。
しかし、家を建てるということは数千万円の買い物をするということです。
35年間ずっとローンを払っていくことになります。
契約をするということは数千万のローンを負うということです。
じっくりと考えてください。
また、一人で悩まずに周りの人と相談してください。
例外的に契約をしても良い場合
もちろん、もう契約寸前のところまで話が進んできているときに、営業マンを助ける目的で契約を例えば数日前倒しにすれば営業マンが助かるといった事情があることがあります。契約を数日前倒しにしても特段不都合がないなどの事情があれば、日頃お世話になっている営業マンを助ける意味で契約を前倒しにことは双方にとってメリットも生まれる可能性もあるので、応じても良いかもしれません。
どちらにしても、営業マンはダメ元で契約を迫ってくることは良くあることなのですが、動じずに対応すべきでしょう。
信頼できる営業マンはきちんとお話の進捗に応じて適切なタイミングで契約を提案してきます。
営業マンは一緒に家づくりを行うパートナーであり、信頼し、相談できる人でなければなりません。
客の利益を考えず、自分の都合だけで契約を迫ってくる営業マンと一緒に家づくりができますか?
その他のパターン
その他のパターンとしては
・ZEH(ゼッチ)や住宅ローン減税の申込期限などから逆算して、今契約しないと利益を逃すから契約が必要であると(客の利益のためを装って)契約を迫るパターン
などがありますが別の機会に紹介します。
決算月と契約は無関係
余談ですが、厳密にいえば、決算月と契約も特に関係ないと思います。
契約してもすぐに決済があるわけではありませんし決算に反映されません。
「決算月なので」というのは契約に持ち込むただの営業手法に過ぎないと考えています。
・契約するということは数千万の買い物をするということです。
・一時の感情だけでなく冷静に判断し、周りの人にも相談してください。
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