契約するまで終わらないサバイバルレースの始まり
住宅展示場に行ったり、モデルハウスにいくと、どこかの会社と契約するまでの間、毎週末予定が入り、契約を迫られたり、家に来られたり、電話がかかってきたりする生活が続き、疲れます。
いったん、始まると、契約するまで終わりません。
モデルハウスを回ったとしても、漠然と注文住宅に興味や関心がある程度でまだ具体的には検討していないのであれば、まだ楽しく見学したり、営業マンから話をきけると思います。
しかし、家を建てる計画が具体的であれば、まったく事情が変わります。
住宅展示場のセンターハウスでアンケートを書けば、早ければその日のうちに自宅にアポなく突撃が始まります。
電話も鳴ります。
仕事が終わって家に帰ると、営業マンが待っています。
間取りを考えてもらうと、次の日程が決められます。
大体1~2週間くらい先の日程が入ります。
数社同時に検討を進めると、ほぼ毎週末の予定が埋まることになります。
その間、ほぼ毎月契約を迫られることとなります。
その生活はどこか一社と契約するまでずっと続くことになります。
でも、家をたてるためにはハウスメーカーを回って、絞って、契約して家を建てるというゴールを目指して進んでいくしかありません。
「ゆっくり考えたい」「じっくり考えたい」を許してくれない
モデルハウスに興味を持ち始めた段階では多くの人はまだ注文住宅について知識もありません。
モデルハウスを見学したり、本やインターネットを読んだり、経験者の話をきいたりしてイメージをつくりたいと考えるのが通常です。
「ゆっくり考えたい」「じっくり考えたい」
誰もがそう思うでしょう。
当然のことです。
しかし、営業マンはそれを許してくれません。
皆さん、初めてモデルハウスにきて1~2か月で契約してますよ。
今月中に契約してください。
営業マンは
・他社と契約されたくない。
・客が注文住宅に詳しくなる前に契約したい。
・客が経験者に話をきく前に契約したい。
・他社と話が進めば他社の見積もりを持ち出してきて値下げ競争になるのでそれを避けたい。
さまざまな思惑で、契約を迫ってきます。
とにかく疲れる
営業マンはアポイントメントをとってきますし、毎週末予定が入ります。
家の前で待たれたり、夜家に押しかけられたり、電話されたりします。
仕事だけでも大変なのに、仕事外の時間もかなりとられます。
そして、契約を迫られます。
その間に考えてもらった間取りを検討したり、実際にそのハウスメーカーで家を建てた人の家を見学させてもらったり、他のハウスメーカーを見学しにいったりして、ほんとうに疲れます。
自分のペースで進めることが大事
人によって使える時間は異なります。
仕事の異なれば、プライベートの状況も異なります。
単身赴任で夫婦別居中の方もいれば、出産、育児、介護などで大変な方もいます。
一人一人事情が異なるため、注文住宅の検討に使える時間も当然に異なります。
そのため、自分のペースで家づくりを検討し、自分のペースで進めることが重要です。
営業マンにも自分のペースを伝え、自分のペースで検討することが重要です。
営業マンを見分けられる
自分のペースについては率直に営業マンに伝えるべきです。
良い営業マンであればあなたの考えを理解し、そのうえでベストの方法を考えてくれます。
逆にダメな営業マンはあなたの考えに聞く耳をもたず、あなたの考えを否定したり、はやく決めるべきと説得してきます。
あなたの事情に一切耳を傾けない人と一緒に家づくりができますか?
家づくりのペースを伝えることは、良い営業マンとダメな営業マンを見分けることに繋がります。
とにかく自分のペースが大事
誰もが仕事をもっていたり、家事、出産、育児、介護などの事情があり、その合間の時間を使って家づくりを進めます。
家づくりがしんどすぎて仕事や私生活が壊れては意味がありません。
「今日契約してほしい」「今月中に契約してほしい」
それは営業マンの都合です。
家づくりは数千万円~という高価な買い物です。
急かされて契約するものではありません。
仕事や私生活を壊したり、健康を害しながら進めるものでもありません。
自分のペースで行うことが大切です。
家をたてるためには、ハウルメーカーをきめて契約して家を建てるというゴールまで走り抜けるしかありません。
中には、途中でしんどすぎて、家づくりをいったん中断される方もいます。
疲れ果ててリタイヤすることのないように自分のペースで進めてください。
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